1980年代には多くの個性的なアニメーション映画が誕生しました。
「どまんなかアニメ映画祭」を何度開催しても紹介しきれないくらいの才気がみなぎる作品が存在します。日本のどまんなか、名古屋で誕生した「どまんなかアニメ映画祭」は、ファンの皆様、登壇ゲストの皆様、そして劇場のスタッフに支えられて継続、発展していきます。
1980年代のアニメ作品が放つエネルギーを、ここ日本のどまんなかの名古屋でふたたび体感してください。
「どまんなかアニメ映画祭」
総合プロデューサー 近藤 良英
私は一昨年の10月に、中日本興業株式会社に入社しました。 それまで長い間、東京のCG開発会社でアニメやパチンコのCGの仕事をしておりました。そこを退職することになり、ご縁があって、68歳で新入社員となりました。
このご恩に報いたい、何かしないといけないと思っていたところ、ミッドランドスクエア シネマで『ブラジル映画祭』を開催する予定があると伺いました。それでは、「1980年代のアニメ映画を集めた『アニメ映画祭』はどうですか?」と常務に提案したところ、「それはいい!」と言うことになりました。 私が40年前に松竹にいた頃、『機動戦士ガンダム』をはじめ、日本サンライズさんの作品を主に宣伝しておりましたので、個人的にお付き合いもあることから、公式ポスターは「安彦良和さんでいかがですか」とさらに提案したところ、“安彦さん”が常務に強く響いた様子で、「本当に安彦さんに描いてもらえるの?」ということになり、ほとんど世間話の流れで『どまんなかアニメ映画祭』をやることが決まりました。 とはいえ、『どまんなかアニメ映画祭』というタイトルになるまでには、2か月ほどかかったと思います。当初、私は『80年代中心アニメ映画祭』というタイトルを仮で考えていましたが、スタッフから「名古屋は日本の真ん中だがや」と言われ、しかも「ただの“真ん中”では名古屋っぽさが出ない。名古屋では“ど”がつく」と言われ、それでは『どまんなかアニメ映画祭』でどうですか、ということになり、「ま、いいか」ということで『どまんなかアニメ映画祭』が誕生しました。
つづく